京都俳句賞

京都俳句賞応募作品27

27.カジオ・ブランコ「儀式、嘯いた岬の鼻先」

27.カジオ・ブランコ「儀式、嘯いた岬の鼻先」
Tunisiaの夜禿鷲が円を書く
赤は、血の、鼓動を揺らされていろ
黙々と空を喰うビルの群れ 繁殖
錯綜する生殖器のワルツ
対蹠地にて三ツ星は食い破られ
歩く 死ぬ 走る 音楽だった雨季
自然保護区 肉体を裏返す
名誉の集約 食 質量は保存する
半狂乱高じてフィアンセは殺害(べきだ)
相撃てば名誉の精が2つ殖える
ダムにはダムの論理ダムダムダムダム
焼却は増殖伐採は粛清
忘れておればあらぬこと抜歯式
夢を見るなり治世古代へ遡上する
水槽のアロワナが震えている
龍:dragon:夢:尾
高原に洞穴頭蓋から馬蹄
止めて 息を 後ろから 来ている
後ろとは上である 蜃気楼とする
窓を えば、それは兌換
原初の珈琲終わらない蠢き
つぎはげばappetiteしびきれてしむ
栄養価枸杞ひとつずつ口に運ぶ
嘔吐から新緑を抜いたくらいの
わぜた爆ぜたいつでもおいだればください
Tangoを用いて踊れば許されただろうに
人間はいつか風景としてあった
正史に罹る上では海を乞はねば
ネガポジだった二人(ににん)の恋が始まった
命あるものがある命を奪う
うつくしいとおもへよ巨体軀の屁
桜芽のかたくしまっておれは搏つ
fastenerasten与えられうかぶ意味
おもへらく齎した飛花落花の爪
(ため)ればエアーコンディショナーディメンションへと
沿線にずっとたんぽぽが続いてる道だ
ビリジアングリーンが酔ふてきている
目立ったオレンジのフライパンだった壁だ
平和へと戻った革命を穿つ
外套(コート)で下がなんだか夜が嗤う
忘れた頃に来た頃にうそぶけば山
四拍子だった恨むべきかよう
赤い窓ですが嵐に開かれた
擲弾兵のために歩いて行ってるわ
わさぶ仕事に疲れて逃亡して彼方
思い出したように   音
TrailingFasten飞机カ・ル・メン
なんぞ粉吹かざるや少女の初しごと
saga of petal 玩具箱片付けなさい
和名にふぐと入りたる池に棲む

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